斜め衝撃波の反射現象に関する研究

2019年1月25日

平面衝撃波が伝播方向に垂直な壁に衝突すると,反射して伝播方向を反転させます。この壁(反射面)が衝撃波の伝播方向に対して傾きを持つ場合にも反射が起こりますが,伝播方向に垂直な壁に衝突する場合とは異なる,特徴的な反射現象が現れます。衝撃波が反射面に対して斜めに入射するときに発生する反射現象を「斜め衝撃波の反射」といいます。

当研究室では斜め衝撃波の反射現象に興味を持ち,実験的・数値解析的な研究を行っています。

実験装置:無隔膜衝撃波管

当研究室所有の無隔膜衝撃波管を使用して実験を行っています。

無隔膜衝撃波管

実験結果例

衝撃波管の観測部に斜めの反射面(くさび)を配置し,シュリーレン法と高速度カメラを使用して撮影した結果の例を示します。本撮影には株式会社ノビテック様のご協力をいただきました。ここに記し感謝を申し上げます。

シュリーレン法と高速度カメラで撮影した斜め衝撃波の反射現象